ココロノオト

真解体新書。心のしくみを理解することで日常が幸せになる哲学、知識をお届けします。

生殺与奪の権を他人に握らせるな

生殺与奪の権を他人に握らせるな!!

 

マンガ鬼滅の刃

冨岡が丹次郎に言った言葉。

 

細かく解析すると、

 

上部構造の支配下の下部構造のポジションをみすみすとるな。

王に仕える奴隷になるな。

環境に支配されるな。

人間として生きる上での最も重要な権利を他人に渡すな。(自分が何者であるかを決めること)

自分が何者であるかを自分で決めろ。

無限の可能性、人間の尊厳を放棄するな。

 

これを冨岡は伝えていたのだと思う。

 

1話目で丹次郎の物語が始まった。

 

もし仮に、あの場面で冨岡が丹次郎に殺さないでとお願いされたまま、ねずこを殺さなかったら、丹次郎が鬼を倒していく未来はなかったように思う。

 

あの場面で丹次郎は生殺与奪の権を得た。

あの一瞬で。

 

自分の力でねずこを人間に戻すんだという決断。

 

 

この世界は全て自分が決める世界。

 

生まれてから基本的に全て決められてきたが、本当は全て決める世界。

 

全て決める決断。

 

そんな鬼滅の刃の物語の始まりであり、終わりに繋がる1番かっこいいシーンだったと思う。